誰もが「地の塩」のひと粒
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えっ、読んだことないんですか?・・・といわれた、あの
読書家の友人に「・・・えっ、読んだことないんですか?!」と言われた「ノルウェイの森」
ええ、読んだことも読もうと思ったこともないんです。ダメでしょうか。

その小説の話題はもう20年以上前でしたね、当時、女子大生だったか働き始めた頃の同級生が感想を語ったことがありました。もう忘れてしまいましたが、なんというか、出口のない物語、みたいなことを言っていたような気がします。
既に当時、子持ちのしょうもない結婚生活をしていた自分には、その上下巻のハードカバーを買う余裕もありませんでしたね。いえ、苦労話のコーナーではありません。まぁ、それ以降も特に興味がなかったわけです。
なので、全くの知識無しで映画を観た感想です。結構、貴重な感想ではないでしょうか(自画自賛)

2分でいい歌を8分にするのもわからない私ですので、感想は手短に書きたいと思います。
あれこれと形容して実体がわからなくなってるのに、なんとなく饒舌だから「いかにも優れた」ふうな
評論,感想、あるいは歌詞、そういうものを最近は好みません。

大きな感想の柱として 
①青春の煩悩、それはセックスに関することに尽きる
②若い時には、大いに悩み傷つき傷つけ、経験値を上げるべきである
③女性は究極の「かまってちゃん」である(これは「ぐるりのこと」の感想でも書いたが)
④日本人監督でないヴィジュアル、大きな意味でアジア映画という映像は美しかった

しかし、自分がこの映画で殆ど胸に迫るものがなかった最大の理由は、
「この物語は、大学時代をすごした経験のある人のもの」という僻みかもしれません。
この時代に青春を過ごした、現在の60代くらいの人達の下地というのがこれか、という気もしました。
悩める大学生時代をとばして、いきなりろくでもない現実の生活に入ってしまった私のような人間、
高卒、中卒、中退、その他10代のうちに社会に出るハメになった人に、この映画(作品)はピンとこないかもしれません。
一点感情移入できたといえば、
ワタナベが愛する人の死に直面した後の苦悩する姿でしょうか。
なにも恋人に死なれるような重い経験でなくてもいいのですけど、本当に惨めになったり傷つけたり、
泣き喚くような恋愛、どうしようもない性欲との対峙、
そういうものは是非、若いうちに経験しておくものだとつくづく思いました。
少なくともそういうことは経験できたので私は幸せでしょう。

菊池凛子の顔は不思議な顔立ちで、あまり感情移入できませんでした。
ミドリとの関係も、ワタナベが「揺れ動く」とか翻弄されるとかいうような深さが、私にはわかりませんでした。
また、原作でどの程度の重要さを占めるのかわかりませんが、
レイコさんという女性とのくだりはなんだか蛇足に思えました。
まぁ、愛してなくてもヤルことはヤれる、てなことですかね。よくわかります。
しかし、ワタナベが浮ついた男には全然見えなかったのは、松ケンの魅力なのかわかりませんが、
真摯な若者の姿に思えました。

コメント
コメント
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
「ノルウェイの森」の小説は高校時代に読みました。これでも意外にハルキストだったんですよ(笑)

>レイコさん
うちの勤務先に出入りしている保険屋のおばちゃんに、そのまんま「石田玲子」さんがいるんですよ~ 名前を初めて聞いた時、「ノルウェイの森」の終盤のシーンがフラッシュバックしてきて妙な気分になってしまった恥ずかしい記憶があります(苦笑)
2011/01/02(日) 21:23:44 | URL | CAPTAIN #lzXuAO9U [ 編集 ]
こちらこそ宜しくお願いします
わぁ、CAPTEINさん!ありがとうございます。
ブログもすっかり手抜きになってしまってますが・・・何卒宜しくお願い致します。

> 「ノルウェイの森」の小説は高校時代に読みました。これでも意外にハルキストだったんですよ(笑)

そうですね、多くの人が読んでいるわけで・・・
恥ずかしながら村上春樹氏のは一冊も読んでません。ノルウェイ・・・をまず読まなかったというのが、
逆に遠ざけたというのもあるかも。「あの作品をまず読めよ!」って言われそう、っていうか(笑)
村上龍は、幾つか読みましたけど。
ちなみに、自殺した同級生は何故自殺したんでしょう?青春のもやもや・・・だったのでしょうか。

> うちの勤務先に出入りしている保険屋のおばちゃんに、そのまんま「石田玲子」さんがいるんですよ~ 名前を初めて聞いた時、「ノルウェイの森」の終盤のシーンがフラッシュバックしてきて妙な気分になってしまった恥ずかしい記憶があります(苦笑)

「石田」さんでしたっけ、原作知らずに映画で観てても「なんだか、この人ともどうにかなっちゃうのね」って感じがプンプンしてましたけど、押しかけてきて唐突に「私と寝て」って「なんじゃ、そら!」って(爆)
原作もそんな感じなんですかね、もっと伏線があるのでしょうけど。
2011/01/03(月) 09:37:49 | URL | rubyjun #- [ 編集 ]
>原作もそんな感じなんですかね、もっと伏線があるのでしょうけど。

伏線は特にないのですが、レイコさん自体が、直子が自殺せずにアラフォーまで年齢を重ねたらこうなっていただろうというシチュエーションで描かれたという話を耳にしたことがあります。
映画に登場したかどうかはわかりませんが、「直子と私は服のサイズが同じ」というレイコさんのセリフがあったはずですが…
2011/01/03(月) 19:46:50 | URL | CAPTAIN #lzXuAO9U [ 編集 ]
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