誰もが「地の塩」のひと粒
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市民感情とやら
「耳かき店員殺害事件」・・・?だっけ、ネーミングがなんともね。
この事件の裁判員裁判のニュース記事の中で裁判官の発言として

>極刑に値するほど悪質とはいえない
 
という言葉があったが、これは余計なセリフというものだ。

周到に計画しての殺害だとか、無差別殺人なら悪質だというのだろうか。
だいたい、事件の名称を変えた方がいいのでは?

「耳かき店員の祖母殺害事件」とか。

特殊な職業にいた若い彼女への殺害計画の巻き添えをくったお婆さんが気の毒である。
おそらく彼女だけが殺害されたなら、裁判員の心情はもっと死刑から遠ざかっただろう。
犯人と彼女の間には人間関係があるが、祖母はまったくの被害者でしかない。
犯人と若い彼女にそんな関係がなければ(犯人の一方的な思い込みでも)祖母はこんな目に遭わなかったともいえる。
犯人と何の関係もない祖母の殺害を強調したら裁判員の心情はまた変わったかもしれない。

どこに焦点をおくかで「素人の感情」なんて変わるだろう。
犯人に対してなんら落ち度のない人間を殺すなんて無差別通り魔と同じものだ。
そう思えば許せない犯罪だと思うのに、「そんな店に勤めてるから起きたことじゃないのか」という感情は、やはり判断を変えるだろう。

鹿児島でも裁判員裁判が始まったというが、この事件の被告は容疑を否認しているという。
昨今の冤罪事件も記憶にあり、裁判員には極刑は選択できないのではないか。
この犯罪、そして犯人に対しては「極刑に値する犯罪」とは思えても、今そこにいる被告がその「犯人」かどうかすら危ういようなものを、素人の市民感情で裁けというのは無理だ。
裁判員がテレビに出て語っているのも見たことがあるが、素顔まで知れてしまうかもしれない素人の裁判員として、生命をもって裁く判断は重すぎると思う。

ああ、それから、逆にもっと死刑にしたいような犯罪もある。たとえ人の命を奪ってなくてもね。
人の人生をずたずたにし、尊厳を陵辱するような犯罪がね。 

テーマ:気になるニュース - ジャンル:ニュース

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